12月11日(水)に東京音楽大学吹奏楽アカデミーの初年度を締めくくる修了演奏会を開催しました。
まずは何と言っても専攻生8名の成長です。初年度の修了演奏会とは言え、たった8ヶ月目の1年生。しかし毎週合奏授業の音を聴く度に少しずつ、あるいは急激に上達していると実感できて、それがとても楽しい。
特に音色のクオリティには目を見張るものがあります。多分、個人レッスンももちろんですが、合奏の時に前後左右にたくさんのプロ奏者がいる中で、音に対するイメージを具体的に持つことができたのも要因だと思います。
温かみのある丁寧な演奏。これが実現できているのが素晴らしい。吹奏楽はどうしても音が散らかる傾向にありますからね。
そして先生方の熱心さもすごいです。
合奏の休憩時間やリハーサル前後でも楽器の枠を超えてアドバイスをかけ、一緒に演奏する。そうした風景が日常になっていますが、考えてみたら結構スペシャルなことですよね。
それらをとりまとめてくださるユーフォニアムの外囿先生、そして指揮の下野先生による合奏指導。もはや僕が勉強させていただいている状態ですが、このハイクオリティな合奏を大学1年から体験できることは本当に羨ましい。学生に戻りたいです。
打ち上げで、吹奏楽アカデミーは学生と教員とが家族のような関係になっている、というお話しが出て、まさにそうだと実感しています。変に堅苦しすぎるような関係ではなく、だからといって、なあなあな関係なわけでもない。きちんとした良い関係を築けていると思います。
もう少しすると、新1年生が入学して、今の倍以上は賑やかになることと思います。先輩後輩の関係が生まれて、楽しさも悩みもたくさん生まれてくると思いますが、そうした様々な出来事が音楽家として成長する糧になるはずですから、ぜひこれからも良いペースで成長し続けて欲しいと思っているそんな僕も父親目線のようになっているのを実感している今日この頃でした。
とは言え、まだ年度内のすべてが完了したわけではありませんので、引き続き授業にも参加したいと思います。
今回の演奏会に関しても大学のオフィシャルサイトでいずれレポートや動画などもアップされるかもしれませんので、その時はご紹介したいと思います。
演奏会、お疲れ様でした!ご来場くださった皆様ありがとうございました!
荻原明(おぎわらあきら)
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