中学生の時、音楽の授業が始まるまでの少しの時間にグランドピアノを弾きまくり、音楽の先生が認めてくれて授業中に披露する謎展開のお話しをここに書きました。
僕は中学生の時から、とても主張が強く、目立っていたと思います。普通逆ですもんね。
吹奏楽部で部長をやっていて(当時は男子が吹奏楽やってるだけで目立っていた時代)、音楽の授業ではピアノを弾きまくり、先生指名で全校集会や行事などではみんなの前で指揮を振る。
そんな感じだったら当然の展開なのかもしれませんが、中3のクラス対抗の合唱コンクールでは、課題曲のピアノ担当になり、自由曲の指揮をすることになりました。
これはさすがに最初は拒否しました。ピアノなんて習ったことがなく、当然人前で、オフィシャルの場で演奏するのはいくらなんでも...ということなど認めてくれるわけもなく(当然ですよね)、ピアノ伴奏をすることになりました。そこまで難しい楽譜ではなかったので、なんとか弾けましたが、やっぱりちょっと無理だな...と感じたのもこの時。
ここからピアノを人前で弾くのがだんたん怖くなってきて、高校生の時には音大受験を控えていることもあり、ピアノで発表会に出場しましたが、まあ酷いものでした。モーツアルトのソナタを
提示部→展開部→提示部→ラビリンス(地獄)へようこそ
本当は展開部から再現部にいくはずが、どこを弾いているのかわからなくなり無限ループのラビリンスに迷い込む、ピアノあるある(?)。
もういやだ。怖い。ソナタ怖い!
音大の時の副科ピアノの先生もすげー怖かったし(今じゃありえないレッスン)、ピアノ、怖いっすね。
中学生の頃の怖いもの無しのあの感覚、もう一度欲しいです。
荻原明(おぎわらあきら)
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