Zoomでロングトーンをすると音が消えてしまう時の対処法

オンラインレッスンも回を重ねるごとにいろいろと見えてくることがあります。


音質のこととか、こだわっていけばキリがないのかもしれませんが、最低限、アプリのセッティングで良くできることはしておきたいものです。


Zoomはもともと会話をするためのアプリなはずですから、音楽をするセッティングになっていません。レッスンをして最も問題になったは、ロングトーンをしていると途中で消えてしまう、という現象。


これは、例えばエアコンなどの微弱に持続するノイズを遮断したり、パソコンのキーボードを叩く音などを抑制してくれる機能ですが、音楽には大切な要素なんですよね。


特に僕が今オンラインレッスンで話題にしているのが「自宅で練習ミュートを使わずにできるpp練習」で、テレビの音よりも会話よりも小さく音を出す実践をしてもらっています。


このppのロングトーンが上手にできればできるほど、Zoomには「抑制すべきもの」と判断するらしく、せっかくの良い音が宇宙の彼方へ飛んでいってしまうのです。シュコーーー


これではレッスンにならない。


でもセッティングで100%ではないにしても、ある程度改善する方法はあります。



[PCの場合]

ホーム画面右上の歯車をクリックします。

すると、設定画面が出てきますので、「オーディオ」の設定画面にし、そこから「マイクの音量を自動調整します」のチェックをはずします。これにチェックが入ると、小さな音量は大きく、大きな音量は小さく拾ってしまいます。会話なら良いんですけどね。


そしてこの画面の右下の「詳細」に入ってください。ここが重要。

上にある「インミィーティングオプションをマイクから”オリジナルサウンドを有効にする”に表示」にチェックを入れます。これにチェックを入れるとマイクから拾う音質をミーティング中(レッスン中)に変えることができるようになります。


そして、オーディオ処理から「連続的な背景雑音の抑制」と「断続的な背景雑音の抑制」のどちらも「無効化」にします。これによって先ほど話題になった音をノイズと判断するのを防ぐことができるようになります。


そして、会議中(レッスン中)に画面の左上(PCの場合)にこんなのが出ると思うので、「オンにする」をクリックします。そうすると「オフにする」が表示されますので、その状態をキープします。


[iPhoneの場合]

ホーム画面から右下の「設定」に入ります。

その中の「ミーティング」に入ります。

ミーティング設定の中、ちょっと下のほうに「オリジナル音声の使用」があるので、そこにチェックを入れます。これでOK。

そうしたら、ミーティング(レッスン)中に画面をタップして出てくる右下の「詳細」に入り、

「オリジナル音声を有効化」をタップします(無効化になっていたらタップしません)。


これで設定は終了です。iPadが手元にないのですが、位置が違うだけで方法はiPhoneと同じはずですので、探してみてください。




荻原明(おぎわらあきら)

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