トランペットについての持論を一方的に聞いていただく聴講方オンライン講習会。昨日第4回目が無事終了いたしました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。見逃し配信は本日よりご視聴できる予定です。
今回は「セッティングルーティンを確立しよう 後編」と題して、音を出すまでの準備について詳しく解説しました。前回第3回の前編では主にマウスピースと唇の関係、セッティングとは具体的にどうすることなのか、その仕組みを詳しくお話したら詳しくお話しすぎてそれでほとんど終わってしまったため、今回は、第3回に予定していた「呼吸の呼気(空気が出る動き)がなぜ起きるのか」を含め、「出だしのタンギングの具体的な舌位置とその理由」そしてそれらを組み合わせた「ルーティン(一連の流れ)」についてのお話しました。
レッスンを受けていただいた方はみなさん実感されていると思いますが、僕のレッスンは理屈っぽいです。わざとそうしています。
方法だけを簡潔に伝え、あとは繰り返し実践してもらうレッスンは「なんだかわからないけどできたー!やったー!」みたいなサクセスストーリーを感じさせるために、ドラマチックかもしれませんが、その後ひとりで練習するときに「あれ?この前のレッスンではなんでできたんだろう?」が発生しやすいのです。「確かこうだった気がする、いや、こうだったかな?」と試行錯誤するうちに無意識に憶測や独自の見解をはめ込んでしまい、ますます混乱してしまう、そんなことが起こり得るのです。
「なんで?」を正しい方向へ導き、解決するには軸になる根拠を理解していることが必要です。
僕のレッスンはその軸となる根拠について一緒に考えたり解説する時間がとても多く、それをもとに実践をしています。多分ですが、他の多くの方が行っているレッスンとはだいぶ違うのではないか、と思います。
(もちろん、一緒に二重奏をしたり、ソロ曲にチャレンジしたり、楽団や部活で演奏する曲をレッスンすることもたくさんしています。)
現在開催しているオンライン講習会は、レッスンの中でお話している理論と方法の部分を抽出しているもの、と思っていただければよろしいかと思います。
ですので、講習会にご参加いただくことによって、今まで悩んでいたことが理論的に納得のいく解決ができますし、これからチャレンジする上では道に迷うことなく効率的に結果へと導く要素となるはずです。
ぜひご参加いただければ幸いです。
そして次回は8月9日(日)13:00開催、第5回「ロングトーンについて考える」です。
ロングトーンは大変多くの方が練習に取り入れているものではありますが、吹奏楽部では形骸化したものとなっている場合も多く、時間ばかり使ってしまい、非効率的です。
そこでロングトーンとは何なのか、どのように考え、実践すると意味があるのか、解説したいと思います。
そして、ロングトーン時に用いられることが多いメトロノーム、チューナーについての使い方や考え方についてもお話します。
レッスンのように自分が音を出さなければならないプレッシャーがないぶん、オンライン講習会はじっくりと考えながら話を聞くことができます。
また、リアルタイムでご参加いただけると、その場でご質問をしていただくことができ、疑問点をすぐに払拭できます。また、見逃し配信もご用意しておりますので、リアルタイムでご参加いただけない方はぜひ動画をご視聴いただければと思います。
皆様にお会いできることを楽しみにしております。
詳細やお申し込みはプレスト音楽教室特設サイトをご覧ください。
荻原明(おぎわらあきら)
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