吹奏楽やオーケストラなどで楽器を演奏されているみなさんは、一緒に演奏されている方などに対して「アドバイス」をする機会がある(あった)と思います。
部活動では先輩は後輩にアドバイスをすることが多いでしょうし、別にレッスンをする、などの大掛かりなものではなくても、より良い演奏になるようにとか、トランペットパート内でのまとまりを高めるなどの目的で一言二言伝える。
しかしこれ、結構難しいんですよね。
例えそれが正論であっても、言い方やタイミングによっては両者の間に不穏な空気が生まれてしまったり、かえって乱れてしまったり。
レッスンという場面であれば「アドバイスをする側」「アドバイスを受ける側」という立ち位置が明確ではありますが、かと言って立場に優劣はなく平等だと思っていますので言葉のチョイス、伝える順番、全体的な雰囲気などは常に丁寧であろうと心がけています。
と言うのも、僕は若い頃に共演した年上の方から音を出すたびにアドバイス(?)が来て、その回数だけでなく言葉の使い方の厳しさも相まって、メンタルをやられてしまった経験があります。もちろん、本人は良かれと思って(後進の指導的な?)意識があったのかもしれませんし、僕があまりにもひどかったのかもしれませんが、それにしても本番中にも耳元で「違う!」「そうじゃない!」と囁かれてマトモな演奏などできるはずがありません。
教えるというのは、相手に対して何を言っても良いわけではありません。
このような「教える/教わる」経験での、悩みを持っている方もいらっしゃるかもしれません。来年の初め1月9日(土)18:00よりオンライン上で「トランペット何でも相談室」を開催致します。指導やレッスンに関してはそれなりに経験が豊富ですから、アドバイスできることもたくさんあると思います。
現在ご質問、ご相談受け付けております。以下のURLにこの企画の詳細と質問フォームがございますので、お気軽に送信してください。奏法について、素朴な疑問についてなど、いくつでも送信してくださって結構です。
1月9日に皆様とお会いできることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願い致します。
荻原明(おぎわらあきら)
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