東京音大吹奏楽アカデミーの授業でもお話になっております井上学先生(日本吹奏楽指導者協会副会長)と武田晃先生(元陸上自衛隊中央音楽隊隊長)によるYouTube番組「GOGO吹奏楽 先生は黙ってて!」の第2回目が公開されました。
今回は「基礎合奏」がテーマ。
実はとてもタイムリーなことに東京音大吹奏楽アカデミーのバンドディレクションという授業では現在「バンドメソッド研究」がテーマです。
東京音楽大学 #吹奏楽アカデミー のバンドディレクション授業ではバンド指導書「ティップス・フォー・バンド」を3週にわたって教材研究をします。
— 東京音楽大学(TCM)吹奏楽アカデミー専攻 公式 (@tcm_BandAcademy) October 5, 2021
よく学校に置いてあるバンドメソッドを実際音を出し指導法を考える事で利点や課題を探り活用法を見出します。 pic.twitter.com/Pys5kNUd6T
今週の #東京音楽大学 #吹奏楽アカデミー のバンドディレクションの授業は、先週に引き続き「ティップス・フォー・バンド」を使って教材研究をしました。
— 東京音楽大学(TCM)吹奏楽アカデミー専攻 公式 (@tcm_BandAcademy) October 13, 2021
スケールやハーモニーからコラールなどの基礎練習の指揮と指導をしていく中で、実際に学校で指導する際に、どうすれば的確な指示が出せるか、 pic.twitter.com/wojpdwAHC7
今回の授業は「TIPPS for BANDS」についての研究で、学生がひとりずつ指揮台に立って指導者役になり、中学生程度のバンドと仮定して指導する形で進みました。
さらに、各楽器の講師も順番にアドバイザーになって様々な提案や意見などを交わしました。その中で僕が担当した時に「この練習曲を使う際にどんな目的を持って実践しましたか?」と質問をしたのですが、バンド教則本でも各楽器の教則本でも、それを演奏する目的や、著者(作曲者)がその曲に込めた目的を考え、理解し、決定した上で実践し、フィードバックする、という流れがないと、ただその楽譜を吹いただけの空虚な充足感を得るだけになってしまうのです。
それでは意味がありません。
YouTube動画の中でも武田先生が「教本は目的を持っていないと意味がない」とおっしゃっていて、大変共感しました。
吹奏楽をされている方はぜひ動画をご覧ください。大変勉強になります!
また、教則本の使い方に関してはいずれこのブログとは別のトランペットや音楽に特化したブログ「ラッパの吹き方:Re」でも書こうと思います。
荻原明(おぎわらあきら)
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