アカデミー木管五重奏団演奏会

10月21日に東京音大吹奏楽アカデミー専攻の講師による木管五重奏の演奏会が神楽坂にある音楽の友ホールにて開催されました。

安直な言い方になってしまいますが、アカデミーの先生たちってホントに上手だな、といった感想です。

正直なところ、木管五重奏の生演奏というのは、これまであまり聴いたことがなく、もっぱら音源か、音大生など学生が演奏しているものばかりだったので、もっとこぢんまりした演奏をイメージしていたのですが、「鳴る木管楽器」はここまで響くのか!という印象を持ちました。


木管五重奏の特徴はフルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと、すべての楽器が異なる点にあって、金管アンサンブルのように同じ発音体から生まれる統一された響きを生み出すことはできませんが、それぞれの個性ある音が一度に響き渡るのは小さなオーケストラを聴いているかのように大変心地良く、贅沢な時間でした。


また、今回の公演のためにこちらも吹奏楽アカデミーの先生で、作曲家の中橋愛生准教授の素晴らしい新曲もありました。中橋先生自身がステージで曲解説をしてくださったり、会場を見渡してみると吹奏楽アカデミーの学生だらけだったりと、ここは大学の授業中なのでは、という錯覚に陥りましたが、それもなんだかアットホームで良かったです。


アカデミーの金管楽器講師陣でも何かやりたいと演奏会の帰りに金管の先生と話していたのですが、金管五重奏をやるにしてもトランペット講師は僕一人なのでどうしたものか、という悩みが。


ともかく、先生方お疲れ様でした!第2回公演も楽しみにしてます。

今回の演奏会はアーカイブで配信されるようですので、ぜひお聴きいただきたいです(詳細がわかりましたらお知らせします)。



荻原明(おぎわらあきら)

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