12月15日に東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻の秋学期修了演奏会が開催されました。東京音大は前期を春学期、後期を秋学期と呼ぶので、後期の〆的なコンサートです。ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。
開設3年目で初年度は学生8人だった頃に比べたらこんなに大きくなりました。これでもまだ3学年しか揃っていません。
とは言え、よくある音大のオケや吹奏楽のように選抜メンバーだとか3,4年生で構成しているわけではなく、この中の半数は1年生です。
トランペットに至っては全員1年生。
そんな中、なんとバーンズ作曲の交響曲第3番、そして後半はポップス作品を楽しくも真剣に取り組むというプログラム。
自分のことを言えば、いわゆるポップスと呼ばれるジャンルの演奏は、ソロで取り組んだりはするものの、高校生以来特に吹奏楽ポップスと呼ばれる作品をちゃんと演奏したことがほぼなくて、もっぱらレッスンで生徒さんが持ってくるのを一緒に吹く程度でした。とは言え、元々このジャンルは好きだし、そもそも吹奏楽部に入部したかったのもポップスや映画音楽でのトランペットやホーンセクションに憧れてのことだったので、今回の本番はそういった点でとても楽しみでした。ハイノートがしっかり出せるようにマウスピースも用意したし。そのマウスピースについて書いた記事がこちら↓
さらに今回、ニューサウンズでも有名なドラム奏者の阿野次男さんにゲスト出演していただき、学生にもたくさんアドバイスをしてくださいました。
吹奏楽アカデミーは各楽器の講師が学生と一緒に演奏するので、いわゆる音大の器楽科のように講師が外からサポートする形とはまったく違います。そのためか、学生と講師の距離がとても近いように感じ、これがとても良いのです。
学生にとっても、僕以外は第一線で活躍されている楽器の先生方ですから、演奏に刺激を受け、共演することでさらに成長しているように感じます。
1年生だけのトランペットパートは、まだまだ学ぶこと、形にしていく努力が必要ですが、ひとまず今回の時点ではよく頑張っていたと思います。
来年度はいよいよ吹奏楽アカデミーが全学年揃います。もっと賑やかになるのが今から楽しみです。
(合奏に参加しているので演奏写真が全然取れなかったのでアカデミー公式SNSからお借りしました)
荻原明(おぎわらあきら)
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