トランペットをふこう/レッスンで使っている教則本

講師をしているプレスト音楽教室で使用しているたくさんの教則本をひとつずつ紹介しております。今回は、池田英三子著「トランペットをふこう」です。


1998年に出版された結構歴史のある教則本で、小中学生でトランペットを始めた子が最初に手にする教本というコンセプトになっています。

ですので、楽器を持っているモデルの子も多分小学生くらいだし、文章もやさしく書かれていて、使われている曲も教科書に載っている曲や、童謡、みんなのうたのような作品が多いです。また、CDがついていて、すべてではないのですが演奏例が聴けるのも良心的です。


僕はこれを大人の方にも使ってもらっています。取り組む順番や、掲載されている内容が非常に総合的(浅く広く)なので、トランペットとはどんなことができて、どんな練習をしてくべきかが読み進めることで見えてきます。


多分ですがこの教本、吹奏楽部で合奏などを経験しつつ、個人練習や個人レッスンでこの本を同時進行して使うことを想定しています。というのも、中盤くらいから突然ペースが上がってきて、内容も要求も高度になるのです。

部活で難しい曲をたくさん吹いていて、コンクールやコンサートも経験しつつ、この教本を使って様々なテクニックの存在を知り、とりあえず実践していく、という趣旨があるのだと読み取ります。

ですから、楽団などに所属せず、音楽教室の個人レッスンだけで楽器を吹いている初心者の方の場合、本の後半はちょっと難しくなってしまいますが、あまり深く追求せず、トランペットはどんなテクニックを身につける必要があるのかを知ってもらう程度で流していけば良いと思います。それに、講師側からすると、生徒さんがどんなことが得意で、どんなことが苦手なのか、どこまで何ができるのかを知ることもでき、次につなげていけるのです。


教則本は進めていくことだけが目的ではありません。進みが早いと、毎レッスン譜読みをしなければならず、生徒さんの中には楽譜を読むのが苦手な方もいらっしゃいますし、レッスンの時しか楽器に触れられないために運指がなかなか覚えられない方もいらっしゃいますから、あまりストレスにならず、ゆっくりゆっくり進めていくのもアリだと考えています。

また、完璧に完成しないと次に進まない!という考えも初心者の場合飽きてしまいますからそれも良くありません。

大切なのはそれぞれの生徒さんがレッスンに求めるものを講師がどれだけ提供できるか、ということだと思います。なので、生徒さんは都度、こんなレッスンにしたいとご要望をなんでもおっしゃってくださいね(内部連絡)。



プレスト音楽教室は、特定の教則本やカリキュラムがありません。生徒さんそれぞれが求めるレッスンをカスタマイズすることができます。楽団に入っている方はパート譜持参でレッスンもしますし、好きな曲を二重奏をして楽しむこともできます。

まずはレッスンがどんなものかをぜひ体験してください。随時無料体験レッスンを募集しております。

以下のリンクはプレスト音楽教室のトランペットクラスページです。ページ下部には体験レッスンの申し込みリンクもありますので、お気軽にお申し込みください。初心者の方は教室備品のトランペットもございます。お待ちしております!


またこのブログで、他の教則本もご紹介します。




荻原明(おぎわらあきら)

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