高校生の時、卒業した中学校の吹奏楽部の練習に行くことが多かった印象があります。
部活指導者のアシスタント的存在だったこともその理由ではありますが、なんというか僕が「教えたがり屋」だったことのほうが大きいかもしれません。
もう30年も前のことなのでうろ覚えなところも多いですが、頼まれてもいないのにパート指導とかしていたと思います。ウザい卒業生ですね。
その後、受験などもあってあまり顔を出すことはなくなったのですが、音大を卒業して演奏活動をするようになった時、当時の僕のような教えたがり屋さんに出会ったり、そうした人の話を耳にすることが度々ありましたが、自分が頼んでもいないのにやたら教えてきてくださっることがこんなにもウザいのか、と思う経験があった反面、何気ない一言にハッとさせられ、自分の演奏や練習に影響を与えてくださることもあって、その人との関係性や信頼度、自分のその時のモチベーションなどいろいろなことが関係し合って「教える/教わる」は成り立っているのだな、と思えるようになりました。
現在毎朝7:30にTwitter(荻原個人アカウント)とfacebook(ラッパの吹き方)に「#今朝の一言_ラッパの吹き方」というタグでいろんな内容を投稿していますが、先日はそんな「教える/教わる」について書いてみました。
[アドバイスのしすぎは逆効果]
— 荻原明(Ogiwara,AKIRA) (@ogiwara_a) September 14, 2022
特に先輩や年上の人に気をつけてほしいのですが、あまりにアドバイスの声がけが多すぎると、言われた側は混乱し、冷静でいられなくなり、逆効果です。演奏は集中力や自己処理も大切なので、良かれと思っても控えめにしましょう。#今朝の一言_ラッパの吹き方
[教えたがり屋にならないで]
— 荻原明(Ogiwara,AKIRA) (@ogiwara_a) September 15, 2022
頼まれてもいないのに相手にアドバイスやレッスンめいたことをするのは控えましょう。はっきり言ってウザいです。僕もレッスンや授業以外でそうしたことはしません。相手が求めていないことはお節介にしかならないのです。#今朝の一言_ラッパの吹き方
[どうしても伝えたいならタイミングを計って]
— 荻原明(Ogiwara,AKIRA) (@ogiwara_a) September 16, 2022
アドバイスやレッスンめいたことをどうしても伝えたいのであれば、相手がリラックスしている余裕のある時か見計らってください。また、その時の言葉遣いや切り出しも重要です。#今朝の一言_ラッパの吹き方
[アドバイスをされた側は]
— 荻原明(Ogiwara,AKIRA) (@ogiwara_a) September 17, 2022
もしもウザいと思っても、相手に悪気はないことは理解してあげましょう。反論をすると空気が悪くなりますので、とりあえず感謝の態度を示して、納得できるなら受け入れ、そうでなければ参考程度に留めればよいと思います。上手に取捨選択を。#今朝の一言_ラッパの吹き方
結構共感してくださる方もいらっしゃり、教えたがり屋さんは結構多いのだなと実感しました。
一方で、こんな引用リツイートをしてくださった方もいらっしゃいます。
共感出来る話です💡
— 楠本 理規:土曜動画投稿中 (@mmcsax) September 16, 2022
自身も戒めにしないとと思います❗
一方で教えたがりがいなくなると、自分から『教えて❗』と発信しないと教わることが出来なくなるかもしれません💦
コミュニケーション力の高い人からの、『困ったり悩んだりはない?』とかきっかけとなるコミュニケーションは必要かもですね💡 https://t.co/jp8rLtGrEL
なるほどです。確かに、教えて欲しいけれどそれを行動に出すことが苦手な方や、経験則ですが、「ヒントが欲しいんだけどどうやって質問すればいいかわからない」とか、「まだ教わるほど上手になっていない」という謎な発想を持つ方がいらっしゃることも事実で、発信側がそれらを見抜くことができれば良いのですが、これはとても難しいです。
だからこそ、やはり信頼関係の構築が先に必要なんですよね。
僕自身も、もう一度自覚し直しておきたいと思います。
荻原明(おぎわらあきら)
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