音楽教室でメインで使わせてもらっているスタジオの譜面台。
生徒さん用に新しく買ってもらいました。
至って普通。
持ち運びできる折りたたみ式に比べれば相当立派ですが、至って普通。
でもこの普通がとてもありがたい。
なぜなら、この前に使っていた譜面台が至って普通じゃなかったから。
これ。
見た目はかなり立派だし、オシャレでこのスタジオにも合ってます。
でも譜面台は見た目や雰囲気で決めちゃいけない。
使いやすいかで決めなければ。
先に言っておきます。
オール木の譜面台はやめておけ。
今「ふめんだい」と入力していたらミスして「ふまんだい」になってしまったのだけれど、不満台のほうが合ってる気がする。
不満台!
この木でできた譜面台は、教室で前に買っておいてダンボールのまま放置されていたものでした。
それを半ば勝手に組み立ててしまったのです。
工具とか一切必要なかったので、非常に簡単でしたが、
高さ調節するネジがしっかり接着されておらず。クルクルクルと回転しておりました。
高さが調節できないじゃないか。
譜面を乗せる板の角度調節ネジが、ちゃんと接触していないのか、どんなに力一杯回しても角度調節できずにユラユラします。
ダメじゃん。
全部木でなんとかしようとするから、モロいし不安定。
そして、首が低い。
最長に伸ばしても立奏するには低い。
ああダメすぎる。
そんなだから生徒さんにはとても苦労をかけてしまいまして、でもこれに代わるしっかりした譜面台がなかったので使い続けることおよそ半年。
もうダ限界だと思っていろいろ調べてベストなものをおねだりして買ってもらった、というわけです。
トランペットのレッスンでは、レベルや希望に合わせて使う教本がそれぞれ違うのですが、ある程度のレベルに達した生徒さんには、やはりアーバン金管教本をおすすめして、使っています。
製本された楽譜を使ったことがある方は共感してもらえると思いますが、教本は読むためのものではないので、両手に持って開き続けるわけにはいきません。両手は演奏に使っているわけですから、自然に開いてもらう必要があります。
僕は自分の使う楽譜は買ってすぐにページが剥がれ落ちてしまおうがこれでもかと限界まで力一杯開いて使いやすくするのですが、それがイヤな生徒さんも多いでしょうから、このパーツが付いている譜面台が欲しかったのです。
これ。
でも以外にこれが付いている譜面台って少ないんですよね。
本番のホールでこれがあったらジャマだからなのか。
でもレッスンでは非常にありがたい。
一瞬巨大な昆虫が張り付いているようにも見えるけど(自分で言ってゾワっとした)、でもこれだけしっかり止めてくれるのは助かります。
工夫したらこんな止め方もできました。
バチーン!と戻ってきそうだけど。
ともかく、これで安心してレッスンができます。よかったよかった。
木はやめとけ。
荻原明(おぎわらあきら)
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