ゴールデンウィークの5月2,3,5日に不定期で開催している特別レッスンを開催しました。
音楽教室で行う個人レッスンですが、定期レッスンをされている生徒さんではない一般の方どなたでも参加できる単発のレッスンです。
今回もとてもたくさんの方にご参加いただけて感謝しております。これまでに参加してくださった方がリピートで来てくださっただけでなく、初めましての方も今回はとても多くて、本当にいろいろな方が「ラッパの吹き方」などを見てくださっているのだなと実感できました。
さてこの特別レッスン、「どなたでもどんな内容でも受講可能」と銘打っておりまして、受講される方は様々な解決したいこと、知りたいことを持ってきてくださいます。
それらについて僕がレッスンでしていることは、その場での解決ではありません。
「こうしてみましょう」「やった!できた!」
なんてことはほとんどありませんし、そんな派手なレッスンをしたいとも思いません。
目の前に立ちふさがる壁を講師の先生が唱えた呪文であらびっくり消えてなくなってしまいましたとさ。のような魔法じみたことが起こることは普通ないのです。
僕のレッスンはとても地味で、目の前に立ちふさがる壁を壊して前に進むためには、まずこの壁が何なのかを一緒に分析します。そうしたら、それを壊すためにツルハシとかスコップという存在があることを伝えます。その使い方を解説し、実演などもしますが、だいたいその時点で制限時間60分は終わります。
だから壁は壊せません。でもこれ、想定内です。
だって講師が壁を勝手に壊したら、それは生徒さんの実力ではなくなってしまいますから、もし同じような壁がまた出てきたらその時の対処法や解決法がわからないということになります。
...まあそれにつけこんでまたレッスンに来てもらおうとか考えている姑息な講師もいるのかもしれませんが、とにかく僕は、カッコイイ言い方をするなら「希望を見出す」お手伝いをしているに過ぎません。それが僕のレッスンに対するポリシーです。
魔法のようなレッスンは、一見とても派手でワクワクする時間かもしれませんが、問題の根幹部分、核になる部分を理解させずに、なぜそれがそういった方法で解決したのか、その理論などの解説をしないので、本当の意味で自分のモノにならないのです。
ということで、「よくわかんないけど上手になった気がする!」的なエンターテイメント要素を期待してレッスンに来てくださると、「えー、自分でやんなきゃダメなの?なんかテキトーにパパット上手にしちゃってよ!」と、ひどく残念な結果になるので僕のレッスンはオススメしません。
ともかく、今回もありがとうございました。
次回はまだ決まっていませんが、また世の中が長期休暇な頃にできたらいいかな、と思っています。8月中旬一週間くらいレッスンウィークにするとか...。うーん。まあ決まり次第僕のオフィシャルページやSNSなどでお知らせしますので、今後ともどうぞよろしくお願いします!
荻原明(おぎわらあきら)
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