特に姿勢指導したわけじゃなく、軸を通すワークをしたらこうなりました。軸が通れば自ずと姿勢が変わるんですね。
— 藤本将人@脱力演奏研究所 (@mitsukiseitai) October 26, 2019
逆に言うと、見た目だけを正すような姿勢指導をしたところで、軸が通ってないとすぐにBeforeに戻っちゃいます。 pic.twitter.com/bRxdk1KhKz
吹奏楽部で、木管楽器奏者(特に女性)に多いこの座り方、場合によっては全員示し合わせたように揃っていることもあるので、誰かが言い出して揃えさせた経緯があるのでしょうか。
これはあくまでも憶測の範疇ですが、客席から見たときに足の並びがキレイだからそうさせたのではないかと。モデルか!と。
ただ、この座り方が演奏に良いかどうかはほんの少し考えればわかること。
人間は座っている時、骨盤の坐骨2点で上半身を支えて、さらに両足の裏の2点でバランスを取るように体が作られています。
したがって、片足を伸ばしてしまうと片方の坐骨にだけ重心がかかり、そして伸ばした片足の足の裏でも体を支えることはできません。
こうなってしまうと腰にも負担がかかりますし、何よりも骨盤底筋の働きも鈍くなり、結果として呼吸のコントロールも難しくなります。他にも様々な弊害が生まれてしまうわけで、良いことは何もありません。
こうした根拠のない見た目優先で何かをしてしまうこと、部活動には大変多いと感じます。指導者はなぜそれをしているのか、意味があるのか、結果はどうなるのか。そうしたことをひとつひとつ理論的に検証して最も普通で効率的なものにしていくことができる人でなければならないと思います。
荻原明(おぎわらあきら)
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