東京音大吹奏楽アカデミーの合奏授業は、下野竜也先生とユーフォニアムの外囿祥一郎先生の指導で進められています。
その外囿先生が先日12月4日にお誕生日を迎えられたので、音楽業界でよくある「合奏が始まったらハッピーバースデートゥーユーを強制的に演奏するアレ」をすることになりました。
でもそれだけでは面白くないということで、じゃあ合奏が始まったら、その曲がだんだんハッピーバースデーになっていくのはどうか、ということになり、なんとその編曲を作曲家で吹奏楽アカデミー准教授の中橋愛生先生が編曲してくださることになりました。
およそ1ヶ月前から仕組んでいたわけです。
そしてその題材に選ばれたのが、西村朗先生作曲「秘儀Ⅱ」(中橋先生の師匠の曲)。およそハッピーバースデーと程遠いこの作品がだんだん変わっていく秀逸な編曲。超絶忙しい中橋先生が1日かけて編曲されたそうです。すごい。
そして演奏中にサックスの蓼沼先生の私物のハッピーバースデー帽子をかぶったのがこの写真というわけです。
「秘っ儀ばーすでぃⅡ S.H.」と題したこのアレンジは、分かりづらいけど背景の細かい動きも「ハッピーバースディ」になっている、という無駄に凝ったものだったりします。
— 中橋 愛生(なかはし あいなま) (@napp_comp) December 4, 2019
演奏で誰かが1小節ズレてるのはご愛嬌(笑) https://t.co/fj1W18oEFO pic.twitter.com/9Q58GMWQdV
演奏は、と言えば、中橋先生もTwitterでおっしゃっていますが、本来全員がバシっと揃うところを1拍フライングしている音に動揺し、入ることができなかったので動画を聴くとものすごいグダグタなのですが、まあ...まあ...ね。大切なのは気持ちです。
本日12月4日は外囿先生50歳の誕生日!
— 東京音楽大学吹奏楽アカデミー (@tcm_BandAcademy) December 4, 2019
来週の演奏会でやる西村先生の秘儀IIから次第にハッピーバースデーの曲に変化していく特別バージョンを中橋愛生先生に書いてもらいサプライズ大成功でした。先生おめでとうございます!#東京音楽大学#吹奏楽アカデミー#外囿祥一郎先生#誕生日サプライズ pic.twitter.com/opy1sDupG1
西村朗先生の作品「秘儀Ⅱ」も演奏する東京音大吹奏楽アカデミーの修了演奏会がとうとう今週水曜日に迫ってきました。基本各楽器の講師が演奏に参加しますがこの作品だけは管楽器は学生だけでチャレンジします。修了演奏会ではきっとバシっと決めてくれるに違いないと信じて信じて信じています。大切なのは信じる心。
開演時間が早いのですがぜひお気軽にお越しください!
外囿先生、お誕生日おめでとうございます!
荻原明(おぎわらあきら)
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