ピストンフェルトをチェックしようトランペットのピストンにバルブオイルをさす際にチラっと見えるフェルト。これはピストンを戻した時の衝撃を和らげる緩衝材の役割と、あともうひとつ、ピストンに開けられた穴と楽器本体の管の穴の位置を合わせる役割を持っています。フェルトなので、新品はモコモコしているのに対して、どうしても楽器を置いている時や楽器ケースに入れている時にバルブオイルを吸収してしまうことになり、フェルトが潰れていきます。そうすると、楽器本体の管との位置が微妙にずれてきてしまい、新品の状態とは吹き心地が少しですが変わってしまいます。意外に意識していない人が多いのですが、このフェルトも潰れてきたら交換したほうが良いと考えています。毎週日曜日に「トランペット ピンポイント...2022.11.22 22:01音楽トランペットオンラインでの活動ピンポイントアドバイスお知らせ
ウォーターキイのコルクとハンドタオルの話中学生の時の吹奏楽部は、管に溜まった水分を自前のハンドタオルでウォーターキイを包むようにして処理していました。トランペットを始めたのは中学生の時で、最初がこんな感じでしたから、何も知らない僕はこれが当たり前だと思って何も疑わずにいました。タオルのことだけじゃなくて奏法でも何でもこの中学校の時に得た知識や方法がこの後何十年も呪縛になって苦しむこととは当時の僕には知る由もなかったのでした←ドラマっぽいそれはともかくとして、ウォーターキイのコルクが半年に1回くらいのペースでダメになっていました。欠けたり、割れてしまったり、コルクそのものがポロっと外れたり。これらすべての原因はタオルでコルクを擦っていたからなのですが、当時はこういうものかと...2022.11.11 22:19音楽吹奏楽トランペットオンラインでの活動ピンポイントアドバイス日記
キレイキレイでマウスピースをキレイキレイする金管楽器の方って、マウスピースの洗浄、どうしていますか?マウスピース専用のクリーナーの存在は認識していますが、どうもそこまで意識が向かず。正直なところ、練習した後はそのままマウスピースケースに入れてしまうのですが、数日経過するとリップクリームや皮脂のせいだと思いますがマウスピースリムの貼り付きが悪くなってくるので、そうなったら洗浄します。その時、僕はハンドソープ...キレイキレイでキレイキレイしてしまうのですが、これって問題あるのでしょうか。マウスピースの表面だけでなく、マウスピースブラシを使って中も軽くゴシゴシします。ぜんぶキレイキレイで。もう何年もこうしていますが、見た目は特に問題ないので大丈夫...ですよね。そんな話も踏まえて...2022.10.25 22:02音楽トランペットオンラインでの活動ピンポイントアドバイス日記
トランペットのスワブ木管楽器には馴染み深い管内の水分を吸収するスワブ。トランペットの方はどれくらい使用しているでしょうか。僕は今のひとつ前に使っていたトランペットはスワブを通さずにいたのですが、マウスパイプ(マウスピースを差し込む真っ直ぐな管)の中がサビてしまいました。ピストンの下のほうにある管、1,2,3番管などはバルブオイルが流れていくために比較的サビにくいのですが、マウスパイプやその先の主管はオイルが回ってこないのでサビやすいわけです。ということで、新しい楽器などには長く健康な状態をキープするために積極的にスワブを使用することをオススメします。毎週日曜日の朝にYouTubeで更新している「トランペットピンポイントアドバイス」という短い動画では、2...2022.10.09 22:04音楽トランペットオンラインでの活動ピンポイントアドバイスお知らせ
スライドのお手入れトランペットは3番管のスライドを抜き差ししないと圧倒的にピッチの悪い音が2つあります。が、残念ながらその部分が固まって動きにくかったり、場合によっては錆び付いてまったく抜けなかったり、スライドには問題ないけれど特定の音に対してスライドで調節する指の動きが苦手でスルーしちゃったりと、いろいろあります。この部分のコントロールをしないで音程音程とか言っても意味がないのでぜひとも使ってもらいたいのですが、その前に、スライドがスムーズに動かせる状態にする必要があるので、こちらの動画を参考に、まずはオイルを塗ってみてください。2022.09.21 22:13音楽トランペットピンポイントアドバイスお知らせ
金管楽器のグリスの塗り方トランペットの管内清掃をした時、グレーっぽい塊がボロっと出てきたことありませんか?「うわ、きたない!」と思うかもしれませんがあの正体って塗りすぎたグリスだと思います。それがオイルなどと合体してあんな色になったのでしょう。ですから、洗浄していなかったから汚れたと考えるよりも、グリス塗りすぎが原因と考えたほうが妥当です。それに、あれだけ固い油の塊が管の中にあれば響きや抵抗感も変わるかもしれませんし、ピストンや1,3番管の動きに影響が出るかもしれません。ということで、グリスは適量を塗ることが大切なので、できるだけ管内に無駄なグリスを放置しない塗り方を動画で紹介しております。2022.09.04 22:32音楽トランペットピンポイントアドバイスお知らせ
2回目のレッスン時に「音が全然出ないんです」とおっしゃる生徒さんが多い理由初心者の方がレッスンの時に、「今日全然音が出ないんです(トランペットって難しいですね)」その理由が、ピストンの位置がずれていたという話。管が繋がってなければ音は正しくでません。だからトランペットが難しいわけではないのです。この現象、楽器を始めたばかりの方が2回目のレッスンの時に経験されている印象を持ちます。なぜなら、1回目の時にバルブオイルのさし方について解説したから。次のレッスンの時に自力でオイルをさして、その時ピストンが少しだけずれてセットしてしまい、音が出ない結果になったわけです。では、ピストンがずれるとどんな状態になるのか、どんな音になるのか。そして、そうならないためにはどうしたらよいかを動画で解説しています。2022.08.18 21:58音楽トランペットレッスン・講習会ピンポイントアドバイスお知らせ
バルブオイルの話トランペットのピストンの滑りをスムーズにするためにバルブオイルは必須のアイテムです。ただ、バルブオイルがなぜピストンの滑りを良くするのか、具体的に理解していないと、まるで北京ダックでも作るかのようにピストンに大量の油を浴びせてしまったり、逆に「ピストンの動きが固くなったらさすもの」と考えてしまうわけです。原理や仕組みといった目に見えないものや、構造を理解することで間違った道にすすみにくくなり、効率的に物事を進めていけるわけで、無限にない時間をできるだけ無駄にしないように心がけることは大切だと思います。2022.07.28 22:18音楽トランペットオンラインでの活動ピンポイントアドバイスお知らせ
動画を100個公開しました2021年4月からYouTubeでスタートした短い動画「トランペットピンポイントアドバイス」。先日100個目の動画を公開しました!2022.06.13 22:12音楽トランペットピンポイントアドバイス日記お知らせ
ピンポイントアドバイス 新シリーズ突入毎週日曜日の朝YouTubeにて公開している「トランペットピンポイントアドバイス」。だいぶ長いことハイノートのお話をしておりましたが先日ひと段落しました。何せ1,2分で喋っているものだから時間がかかるのです。そして、前回からは楽器の扱い方についてのお話がスタートしています。この時期、新しくトランペットを始めた方も多いと思います。金管楽器は金属製なので固くて頑丈に見えるかもしれませんが、実際はものすごく繊細で衝撃にものすごく弱いので、ちょっとぞんざいに扱ってしまうと楽器屋さん送りになるのです。ということで、丁寧にトランペットを取り扱ってもらいたいので、ぜひ動画をご覧ください。2022.06.03 19:45音楽トランペットピンポイントアドバイス
もうすぐ100動画目!ピンポイントアドバイス毎週日曜日の午前中にYouTubeにて更新中の「トランペットピンポイントアドバイス」。現在はハイノート(高音域)を演奏する際に知っておきたいことを少しずつご紹介しています。この動画、もうそろそろ100動画目なんです。多分最初のほうは埋もれてしまったと思うので、もう一度掘り返し作業もしていきます。こちらのリンク先からすべてのピンポイントアドバイス動画+吹いてみた動画をご覧いただけます(演奏動画もあります)。お時間ありましたらぜひご覧ください。2022.05.13 22:06音楽トランペットピンポイントアドバイス
毎週日曜朝はピンポイントアドバイス(最近はハイノートの話してます)毎週日曜日の朝(だいたい7時〜8時台)にYouTubeにて「トランペットピンポイントアドバイス」という動画を更新しております。1,2分程度の大変短い動画に、本当にピンポイント、一言キーワードみたいな感じでほとんど喋ってばかりですが、もしかすると何かのヒントになるかもしれないのでぜひ見てください。最近はずっと高音域、ハイノートを鳴らすためにどんなことに意識を向けるべきか、何が必要かなどのお話が続いています。2022.05.04 22:07音楽トランペットピンポイントアドバイス日記