東京音大吹奏楽アカデミー専攻には「ワークショップ」という2年生からの授業があります。音楽の仕事について体験することが目的で、昨年末、ブレーンさんのご協力のもとレコーディング実習がありました。
学生が選曲から当日のセッティング、そして演奏とすべてを体験するわけですが、コロナの影響で秋学期(後期)の修了演奏会と非常に近い日になってしまい、ほとんど合奏ができない状態で当日を迎えるという緊張感のあるレコーディングになりました。
レコーディングした作品はフレキシブル編成という様々な楽器の組み合わせでアンサンブルができる楽譜を使用しています。先日もこのブログでこのお話を書きましたが、その時は「さくらのうた」を紹介しました。その記事はこちらです↓
今回ご紹介するのは芳賀傑氏編曲の「彩りの風景II ~日本の童謡メドレ~」。日本で昔から歌われている曲のメドレーで、5つのパートに分かれています。
当日は編曲された芳賀さんもいらしてくださり、たくさんアドバイスをくださいました。
フレキシブル編成なので同じ楽譜を使って2つの組み合わせの演奏をレコーディングしました。
こちらは少人数の吹奏楽部を想定した編成で、同じパートを複数の楽器で演奏しています。場所によってソロにしたりユニゾンにしたり、変化します。
1年生しかいないために、僕も演奏に参加しています。
そしてこちらは1パート1人、すべて木管楽器での演奏。
レコーディングは2日間行われました。長時間にわたって集中力を必要とする大変さを実感できたかと思います。
この楽譜はブレーンさんのサイトから購入できます。ぜひチャレンジしてみてください。
荻原明(おぎわらあきら)
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