中橋先生のバンドディレクション授業

東京音大吹奏楽アカデミーには毎週月曜に「バンド・ディレクション」という授業があります。


今回は急遽内容が変更になりまして、准教授の中橋愛生先生が担当してくださいました。


中橋さんといえば吹奏楽の世界では特に有名な作曲家のひとり。多分「科戸の鵲巣(しなとのじゃくそう)」で知った、という方が多いかもしれません。NHK-FMの「吹奏楽のひびき」のパーソナリティも務めていらっしゃいますので毎週聴いてる!という方も多いことでしょう。


このバンドディレクションという授業、みっちり3時間あるのですが、あっという間に終わってしまった感じがあります。


前半は現在の中橋先生ができるまで。生い立ちから現在の様々なお仕事をするきっかけになったお話を聞かせていただきました。こういう話って意外に聞くことができないもので、いきなり先生に「先生の今までの人生を聞かせてください」とか壮大なお願い、なかなかできませんよね普通。

学生さんはどのように聞いていたかわかりませんが、ひとりの音楽家として学び、成長していく上でのヒントになることがたくさん含まれていました。気づいたかな。


後半は中橋先生の作品について、先生の作曲する上でのコンセプトや考え方、どのように作っていらっしゃるのかを実際の音源を聴きながら解説してくださいました。

作曲者が自身の作品や作り方をお話する機会、というのはどれくらいあるのかわかりませんが、僕はこうしたお話を聞くのが実は初めてで、大変興味深く聞かせていただきました。



吹奏楽アカデミーの授業に参加していていつも思うのは、すごい人たちがすごい集まってるんだな、ということ。こんなところにいていいのだろうか、という気持ちになります。



...頑張ろう(毎週思ってる)。




荻原明(おぎわらあきら)


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