東京音大吹奏楽アカデミー春期修了演奏会

昨日、東京音大吹奏楽アカデミー開講初の演奏会を開催いたしました。


平日の少し早い時間で、現在はメインのキャンパスが中目黒・代官山に移動し、お客様がどのくらいいらっしゃるのか不安でしたが、200名を超える方にご来場いただいたようです。本当にありがとうございました。

リハーサルでは指揮者の汐澤安彦先生が聴きにいらしてくださったり、本番ではバンドディレクションの授業で外部講師として授業を担当してくださった東海大学付属高輪台高校の畠田先生や、僕の師匠でもある教授の津堅先生もいらしてくだるなど、先にそれを知っていたらもっと緊張していたかもしれません(後から知りました)。


このブログでも吹奏楽アカデミーのことは毎週取り上げており、いつも言っていることですが、とにかくとても積極的で、真剣で、暖かい雰囲気の中で学生と講師が吹奏楽に向き合っています。そしてその空間に生まれてくるサウンドがまさに暖かい響き。

もちろんそうしたサウンドを生み出すのは技術的なことが必要ではありますが、それ以上に人間の持っている内面が生み出しているのだと感じます。僕はこんなに優しい吹奏楽サウンドにはなかなか出会えないのではないかと常に思っています。


数ヶ月前まで高校生だった学生8名は、東京音大に入学して最初の授業ではやはり高校生の演奏、という印象でした。それが毎週合奏授業を行い、外囿先生や下野先生、各楽器の講師の先生に指導を受けながら、間近でプロの音をたくさん聴きながら、その演奏が変化していく様子が手に取るようにわかるのが楽しみになっていました。

これがまだ数ヶ月ですから、冬にある第2回目の演奏会、そして来年度以降の3年間でどれだけ成長していくのか、ワクワクします。


個人的なことを言えば、吹奏楽でトランペット1本でコンサートをする経験はこれまでになく、本当にコンディションとコントロールを意識する真剣な合奏授業の連続でした。

本番の反省点は多々多々多々多々ありますが、他の講師のみなさんが本当に素晴らしいプレイヤーなので助かっていますし、本番中のアンコール時に前に座っていたサックスの蓼沼先生が振り返って「あと1曲ですよ!」と励ましてくださってありがたかったです。

...バテバテしてて心配させてしまったのかもしれませんが...


自分自身も大変に勉強になる演奏会となりました。


ひとまずトランペットが大崩壊をさせるようなことにならなかった(と思う)ので、一安心ですが、みなさんの足を引っ張らないように今後も精進して参ります。



ありがとうございました。また9月からよろしくお願いします!




荻原明(おぎわらあきら)








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